生命保険を切り替える時は、「空白期間」に気を付けよう!

こんにちは!番場FP事務所の番場です!
この記事では、いま加入している生命保険をやめて、新しい生命保険に入りなおす時に注意が必要な、「保障の空白期間」と、空白期間防止のポイントについて解説します。

保障の空白期間とは

保障の空白期間とは、加入中の保険契約を解約して新しい保険に加入する時に、新しい保険の保障が始まるまでの間に無保険期間ができてしまうことです。

無保険期間

保障の空白期間の問題点

では、なぜ生命保険を切り替える時に、空白期間に注意しないといけないのでしょうか?

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その理由は、空白期間に病気になってまうと、新しい保険の責任開始期※後に入院した場合でも、新しい保険から給付金が支払われないからです。

またがん保険については、責任開始期前にがん(悪性新生物)と診断された場合、契約自体が無効となってしまいます。

※責任開始期とは・・・保険会社が契約上の責任を開始する時期のことです。つまり、保障が開始される日です。

責任開始期と給付金

MEMO

責任開始期前の発病であっても、すべてのケースで給付金が支払われないわけではありません。
(責任開始期後の死亡給付金や、契約から一定期間経過後の入院給付金等)
なお、細かい規約は各保険会社によって異なります。

空白期間防止のために確認するべきポイント

保険の空白期間を防ぐために確認するべき重要ポイントは、以下の2点です。

1.新しい契約の責任開始期

保障が開始される責任開始期は、必ず確認しましょう。
責任開始期は一般的に「申込」「健康告知」※第一回目の保険料の払込」がすべて完了した日となります。
しかし最近では、保険会社や商品、契約形態、申込方法によって責任開始期の条件が異なりますので、申込ごとに確認することが重要となります。



※健康告知とは・・・保険契約の対象となる方(被保険者)の健康状態、過去の病歴、職業などを保険会社に知らせること。

MEMO

がん保険は、通常の責任開始期からさらに3ヶ月間の免責期間があります。

2.新しい保険契約の成立

保険契約は、申込をすれば契約が成立するわけではありません。
申込後、保険会社が申込を承諾することによって、契約が成立します。

そして、新しい保険の責任開始期と契約の成立、どちらの条件も揃った後に加入中の保険契約の解約手続きをすることで、保障の空白期間を防止することができます。

 

MEMO

責任開始期と契約の成立日は、保険会社や商品、契約形態、申込方法、審査期間によって前後するので、しっかりと確認しましょう。



空白期間の防止