つみたてNISAとは?初心者にわかりやすく解説します。

番場

こんにちは!番場FP事務所の番場です!今日はつみたてNISAについて、投資初心者向けに解説したいと思います。


番場

なるべく難しい言葉は使わないで解説していきますので、これから資産形成を考えている投資初心者の方は、ぜひ読んでみて下さい。



この記事を読んでわかること

・つみたてNISAの仕組み
・メリット、デメリット
・つみたてNISAの始め方

つみたてNISAとは

どんな制度?

つみたてNISAとは、国民の資産形成を支援するために国がつくった、少ない金額から投資を始めるための非課税制度です。


タシロ君タシロ君

投資のための制度なんですね!


番場

そうだよ。銀行にお金を預けても資産が増えない今の時代、投資は資産形成においてとても優れた手段なんだよ。


番場

ただ、多くの日本人は投資に対してのイメージが悪く、この資産形成手段がなかなか定着していないんだ。


タシロ君タシロ君

確かに、投資ってまとまった資金が無いとできないとか、失敗して大損してしまうとか、そうゆうイメージが大きいですね。


番場

そうだね。投資が少ない金額から始めることができることや、リスクをおさえながら資産形成をする方法があることなどは、残念ながらまだまだ認知されていないからね。


番場

だからこそ、国はこのような制度を作って、国民一人一人が投資による資産形成を始めやすい環境作りをしているんだよ。


タシロ君タシロ君

そうなんですね。

誰が利用できるの?

日本に住んでいる20歳以上の方が利用することができます。
年齢や職業による利用制限はありません。

つみたてNISAの3つのメリット

番場

ここからは、つみたてNISAの代表的なメリットとデメリットを3つ挙げて、それぞれ解説していきます。

メリットその1.利益が非課税

まず、つみたてNISA最大のメリットは、投資による利益が非課税ということです。

つまり、つみたてNISA制度を使って投資をした場合、利益がでても税金がかからないということです。

タシロ君タシロ君

もうけに対して税金がかからない。すごくいい制度ですね。


タシロ君タシロ君

ということは、投資はすべてつみたてNISAを使ったほうがお得ってことですね。


番場

タシロ君。つみたてNISAで投資できる金額と期間は上限が決まっているから、どんなに投資しても税金がかからないってわけじゃないんだよ。


タシロ君タシロ君

そうなんですね。

つみたてNISAの非課税枠と投資期間

つみたてNISAでは、年間40万円まで投資ができ、その投資に対しての利益が非課税となります。
また、投資期間は最大20年ですので、40万円×20年間=最大800万円まで投資ができます。

番場

ではここで、投資の利益に対する税金について、簡単におさらいしましょう。


投資をして利益や配当金などの利益がでると、その利益に対して約20%の税金がかかります。
例えば、A社の株を10万円で買って、その後A社の株が12万円になったので、その株を売りました。
そうすると、2万円の利益がでますが、この2万円には約20%の税金がかかるので、実際の利益は約1万6千円になります。

MEMO

2万円×20%=4千円
実際の利益
2万円-4千円=1万6千円

メリットその2.投資対象が厳選されている。

つみたてNISAで投資できる商品は、長期のつみたてに向いている限られた投資信託、ETFのみに絞られているため、投資対象を選びやすいというメリットがあります。


タシロ君タシロ君

それはありがたいですね。選べる商品はどれくらいあるんですか?


番場

現時点(2020年11月)で選べる投資信託とETFは、合計で191本だよ。


番場

ちなみにタシロ君。日本で販売されている投資信託は全部で何本くらいあると思う?


タシロ君タシロ君

えー何本くらいだろう?つみたてNISAで191本てことは、千本くらいですかね?


番場

正解は、約6千本(2020年11月)だよ。


タシロ君タシロ君

えーっ!そんなにあるんですか?!


タシロ君タシロ君

確かに、そんなにたくさんあったら自分で商品を選ぶのは難しそうですね。。。


番場

そう!そこがポイントだよ。投資信託はたくさんあるけど、長期投資に向いているは、その中でもごく一部なんだよ。


番場

だからつみたてNISAは、金融庁が厳しい基準を設けて、投資対象を絞っているんだよ。

以下は、金融庁のHPから引用した、つみたてNISAの投資対象の概要です。

長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託(対象商品についてはこちら)
○例えば公募株式投資信託の場合、以下の要件をすべて満たすもの
・販売手数料はゼロ(ノーロード)
・信託報酬は一定水準以下(例:国内株のインデックス投信の場合0.5%以下)に限定
・顧客一人ひとりに対して、その顧客が過去1年間に負担した信託報酬の概算金額を通知すること
・信託契約期間が無期限または20年以上であること
・分配頻度が毎月でないこと
・ヘッジ目的の場合等を除き、デリバティブ取引による運用を行っていないこと

タシロ君タシロ君

なんだか難しい言葉が並んでいて、よくわからないですね。


番場

そうだね。だからここでは、「なるべくコストがかからず、長期間投資し続けやすい商品が選ばれている」というポイントだけ抑えておけばOKだよ。

※つみたてNISAは、金融機関によって取り扱い商品数が違います。

メリットその3.いつでも資産を引き出せる

つみたてNISAは、積み立てた資産を好きなタイミングで引き出すことができます。
ですから、家族の傷病や転職、子供の進学先の変更など、急に資金が必要となった場合でも、つみたてNISAの資産の一部を引き出すことにより、足りない資金をおぎなうことができます。

タシロ君タシロ君

60歳まで引き出しができないiDeCoにはないメリットですね。


番場

そうだね。もしもの時に資産が引き出せないことが不安な人は、つみたてNISAが向いているね。

※iDeCoについて詳しくは、「iDeCoとは?投資初心者にわかりやすく解説します。」の記事をお読みください。

つみたてNISA3つのデメリット

デメリットその1.投資信託・ETF以外には投資できない。

つみたてNISAで選ぶことができるのは限られた投資信託とETFのみのため、個別の株や債券、REITなどに投資することはできません。
そのため、それらの投資対象にも自由に投資したい場合は、つみたてNISAとは別に投資する必要があります。

MEMO

つみたてNISAで選べる投資信託の中には、株や債券、REITなど複数の資産が組み込まれている「バランス型」と呼ばれる商品があります。その商品を選ぶことによって、つみたてNISAでも債券やREITに投資することができます。

 

デメリットその2.損益通算ができない

つみたてNISAは、投資で損を出してしまった時に使える「損益通算」を使うことができません。

タシロ君タシロ君

損益通算ですか。またまた難しそうな言葉がでてきましたね。


番場

そうだね。じゃあ損益通算について、わかりやすく例を挙げながら説明するよ。

損益通算とは

損益通算とは、投資で損が出てしまった場合に、他の投資で得たもうけからその損を差し引き、税金額を減らす方法のことです。
簡単に例を挙げてみましょう。

<2019年の投資損益>

投資信託Aの利益20万円
投資信託Bの損失10万円
<損益通算しない場合の税金>

20万円×税率約20%=4万円
<損益通算する場合の税金>
投資信託Aの利益20万円-投資信託Bの損失10万円=10万円
10万円×税率約20%=2万円

このケースの場合、損益通算をすることで2万円の節税ができることとなります。

デメリットその3.非課税枠は繰り越せない

つみたてNISAの年間40万円の非課税枠は、その年にすべて使わなかったとしても、未使用分を翌年以降に繰り越すことはできません。

例えば、2020年につみたてNISAを始め、その年は20万円しか投資をしなかった場合、使わなかった20万円の投資の非課税枠は翌年使うことができません。

つみたてNISAはどうやって始めるの?

番場

ここからは、つみたてNISAの始め方にについて解説します。


つみたてNISAを始めるためには、
➀NISA口座を開設する金融機関を選ぶ
➁NISA口座を開設する
必要があります。
では、順番に解説していきます。

1.金融機関を選ぶ

つみたてNISAを始めるためには、まずは金融機関で口座を開設する必要があります。

タシロ君タシロ君

私はすでにいくつかの銀行に口座をもっているんですけど、その口座を使ってもいいんですか?


番場

いい質問だね。つみたてNISAを始めるには、NISA専用口座を開設する必要があるから、金融機関の普通口座は使うことができないんだよ。


タシロ君タシロ君

そうなんですね。


※NISA口座は、証券会社や銀行、郵便局や生命保険会社など、幅広い金融機関で取り扱っています。


番場

たくさんの金融機関でNISA口座が開設できるけど、金融機関によってつみたてNISAで選べる商品数やつみたての条件が違うから、金融機関選びはすごく大事だよ。


タシロ君タシロ君

そうなんですね。じゃあ気になる金融機関でNISA口座をいくつか作ろうかな。


番場

タシロ君、それができればいいんだけどね、つみたてNISAは1人1口座しか作れないんだよ。


タシロ君タシロ君

そうなんですか。


番場

SBI証券や楽天証券などの大手ネット証券会社であれば、選べる商品が多いから、大手ネット証券を中心に検討するといいよ。

2.口座を開設をする

金融機関が決まったら、口座開設の手続きをします。
ここでは、一般的なネット証券会社のオンライン開設方法を紹介します。
証券会社の場合、その証券会社の総合口座を持っていない場合は、総合口座を先に(同時に開設できる場合もある)開設する必要があります。
口座開設までの流れは以下の通りです。
➀個人情報の入力
➁本人確認書類のアップロード
➂税務審査
➃開設完了

まとめ

本日のまとめ

・つみたてNISAは、国民が資産を形成する為の手段として国が作った投資の非課税制度。

・運用益が非課税で、長期投資向けの商品が厳選されており、いつでも資金が引き出せる。

・個別の株や債券などには投資ができず、損益通算や非課税枠の繰り越しができない。

・金融機関でNISA口座を開設することによって始めることができる。

番場

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!